【軍艦島】ポップアップやペーパークラフトで蘇る軍艦島 テレビで再考
2023/01/12
先日(2023年1月11日)夜、フジテレビの「林修のニッポンドリル 学者と巡る首都高速&軍艦島」が放送されていました。
弊社では、軍艦島ペーパークラフトや軍艦島ポップアップを販売してますが、いずれの商品もロングセラーで売れています。その人気は衰えていないなとあらためて感じています。
【軍艦島ペーパークラフト】
廃墟の島、軍艦島。 島全体の現在の姿をペーパークラフトで再現しました。 完成すると島の約1/1700の紙製フィギュアとなります。 崩壊した建築・構造物も極力配置し、ひしめく構造物や自然と人口が融合した絶妙な景観など現在の軍艦島の状況を現しています。
【軍艦島ポップアップ】
廃墟の島、軍艦島。 島全体の現在の姿をポップアップで再現しました。 はさみを使う事無く、簡単に組み立てることができます。 組み立てた後、机の上に置いたり、壁に掛けたりとインテリアとしても最適です。 ※本商品は、環境貢献型商品開発・販売促進支援事業(環境省)採択商品です。 売り上げの一部が、森林作りに利用されます。
監修は長崎大学名誉教授で、軍艦島研究第一人者の後藤教授です。
論文の一部より
古写真による昭和期の端島(軍艦島)の建設工事論考
A Consideration on Construction Works in Hashima Island Called Gunkanjima
during the Showa Period with Aged Photos
後藤惠之輔
Keinosuke GOTOH
*正会員 工博 長崎大学名誉教授 (〒852-8521 長崎市文教町1-14)
長崎港外約18㎞にある端島(軍艦島)は、昭和49年(1974)1月まで海底炭鉱のあった人工島である。
本論は、渉猟発見した軍艦島の古写真の中から、護岸の災害復旧工事、島民生活に不可欠なRC社宅等の建
設を取り上げて、昭和期の軍艦島の建設工事について考究したものである。明治期以降の埋立て工事、海底
水道敷設工事など五大建設工事を概説したあと、特殊クレーンによる機材の搬入、タワーを用いての材料揚
げ、木製足場を使っての建設作業、発動機利用のコンクリート練り混ぜなど、古写真を活用して論考した。
本研究により、海上にあり狭小な軍艦島ならではの工事状況を浮き彫りにするとともに、平成27年(2015)
7月に世界遺産となった軍艦島の今後の保全修復工事について考察した。
1.はじめに
端島(通称・軍艦島)は、長崎港から約18kmの海上に浮かぶ人工島である。明治初中期に炭鉱開発がなされ、事業の進展とともに、生活の場として高層の鉄筋コンクリート造(RC)アパートが林立していった。炭鉱は昭和49年(1974)1月15日に閉山、3か月後の4月20日に島民が全員退去して、島は無人島となった。
軍艦島は平成27年(2015)7月、ユネスコ世界遺産となり、今日に至っているが、人が住まないこともあり、護岸・建物等の劣化が著しい。島を今後に残すためには保全修復が避けられない。しかし、島は当然海上にあり、周囲は屹立する護岸であるため、保全修復の方法には工夫が必要である。
そこで本論では、炭鉱全盛期である昭和時代の軍艦島に保全修復の技術を求めて、渉猟発見した当時の古写真の中から、台風被災の護岸復旧工事とRC社宅等の建設を取り上げて、昭和期の軍艦島の建設工事について考究する。
本論の内容は3部構成である。まず、明治期以降の埋立て工事、海底水道敷設工事など五大建設工事を概説し、ついで昭和期建設工事の具体について機材の荷揚げ・運搬、コンクリートの攪拌・打設など、古写真を活用して論考する。その結果により、海上にあって狭小な軍艦島ならではの工事状況を浮き彫りにするとともに、世界遺産となった軍艦島の今後の保全修復工事について考察する。
図-1に昭和49年(1974)1月閉山時の施設配置を示す。図中の数字はRCアパート等の棟番号である。
2.軍艦島五大建設工事の概要
軍艦島では、埋立て工事やRCアパートの建設など、大規模な建設工事が多く行われた。著者はこれらを「軍艦島五大建設工事」と称して、以下にそれぞれ概説する。
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